マテル ジュラシック・ワールド アクションフィギュア ほえる!イリタトル

今回はマテル ジュラシック・ワールド アクションフィギュア ほえる!イリタトルを紹介します。


前回の記事でも少し紹介しましたがAmazonで購入しました。日本でマテル・インターナショナルから販売されるとは思っていなかったので嬉しいです。

[パッケージ表]

パッケージの背景が夕焼けに電子フェンスが描かれていて素晴らしいです。
ジュラシックパークのオモチャを含む商品のパッケージデザインを思い出します。

[パッケージ後ろ]


パッケージの後ろには尻尾上下と左右に動かすと頭も動くことが書かれています。
日本語の注意書きとアプリケーションについて書かれたステッカーが貼られています。
左下には他の商品が写っています。いつもは日本語のステッカーが貼られていて他の商品情報が見えなくなっているのですが今回はどれも日本で発売するからかは分かりませんが隠れていません。



それではイリタトルについて少し解説します。


イリタトルはイリテーターとも呼ばれる中型の獣脚類で白亜紀前期のブラジルに生息していました。イリテーターは魚や小動物を食べていたと考えられています。
全長は約8メートル、高さは約3メートルです。
名前は「イライラさせる者」という酷い意味なのですがそう名付けられてのには経緯があります。最初この恐竜の化石が発見された当初は翼竜と思われていたのですが研究によりマニラプトル類と判明しました。しかしそれも間違いで1996年にワニのような長い顔を持ったスピノサウルス類と判明しました。とはいえ人間が判断に手こずっただけでイリテーターだなんて勝手な名前の付け方ですよねw
この恐竜の化石はドイツの州立シュトゥットガルト自然史博物館の職員がブラジルの化石商人から購入したのがきっかけで調査が進んだのですがブラジルでは1942年以降 化石の売買が違法だった為イリテーターは違法取引がきっかけで見つかった新種といえます。
しかし化石の状態は損傷が多くそれを隠すような処理も施されていたそうです。そういうこともあってなかなか生物の特定ができなかったのだと思います。
イリテーターはジュラシックシリーズの映画やスピンオフ作品、マイケル クライトンの原作には一切登場していません。ただスマートフォン用のゲームには登場したと思います。

イリタトルとオモチャでは書かれていますが個人的にイリテーターの方が馴染みがあり呼びやすいのでイリテーターと書くことが多くなると思います。(すでに何度か書いていますが)
なぜ馴染みがあるかといえばセガのカードゲーム「古代王者 恐竜キング」でこの恐竜がいてイリテーターと名前表記されていたからです。
それに英語でも"Irritator"と書き発音はどう聞いてもイリテーターです。
なぜイリタトルと呼ばれるようになったのか分からないのですが恐らくブラジルで発見された恐竜だからポルトガル語の発音なのかもしれません。



これが恐竜キングのイリテーターです。カードを見ても分かりますが「イリテーター」と名前が表記されています。マテルのデザインとはかなり異なりますがデザインの違いというのは恐竜の魅力だと私は思います。



それではオモチャを見ていきます。






体に使われている色は濃い青色と水色で大半は明るい茶色でお腹の一部分は薄い茶色。
目は黄色と青色です。歯はクリーム色がかった白で舌は濃いピンク色で塗装されています。舌はザラザラした触り心地で良くできていると思いました。
背中の帆は尻尾の付け根だけ付いておらず尻尾の下部分にも帆があって少し変わったデザインになっています。
マテルのジュラシックワールドのオモチャは毎回足の爪は塗装がされており指の爪は未塗装だったのですがこのオモチャは足の爪も塗装されていません。コストカットでしょうか?塗っていればもっと良いと思いますが塗りたければ自分でできる程度のものなので不満ではありません。

[可動箇所]

口: 開閉

両腕: 360度回転と開く

前から見て右脚:前と後ろに少し動く

前から見て左脚: 360度回転と開く

マテルの音が出るシリーズの肉食恐竜はボタンを押すと口が閉じたり開いたりする物が多いのですがサウンド ストライクの肉食恐竜は手動で口を開閉できます。


口を開けた状態だとすきっ歯で歯並びがバラバラに見えますが口を閉じると綺麗に収まります。



足の裏にはジュラシックワールドのロゴとDNAコードがあります。
お腹にはスピーカーがありここから音が出ます。
電池はLR44型ボタン電池が3個必要ですが購入した際すでにテスト用電池が入っているので自分で入れる必要がありません。
イリテーターから出る音は恐らく4種類でどれも初めて聞いた音だったので新規音源だと思います。他の音が出るシリーズを持っている方なら分かるかもしれませんがティラノサウルスではない恐竜にティラノサウルスの鳴き声を搭載している場合は結構あってどうしても気になっていたのですがこのオモチャはその心配がありませんw

[大きさ比較]


コブラトルーパーと一緒に撮影。割と小さいですがイリテーターはスピノサウルス科の中では小いさい方なので違和感はありません。


トルーパーを食べようとしているところを撮影。イリテーターは魚や小動物を食べていたと考えれられているので人間くらいの大きさの生物を食べていたかは分かりませんが捕食する可能性はありますね。
画像のように何かを咥えたまま尻尾を左右に振ると捕食しているように見えるので楽しいです。




同じスピノサウルス科のバリオニクスと並べました。バリオニクスの方が大きかったのでサイズ比は問題ないと思います。このバリオニクスは2018年に発売されたものでまた記事を書こうと考えています。
現在マテルはスピノサウルス科の恐竜を4種類も商品化しています。
バリオニクス、スコミムス、スピノサウルスそして今回のイリテーターです。
しかし日本で正規販売されたのはバリオニクスとイリテーターのみです....レガシーコレクションのブラキオサウルスは日本ではAmazon限定で販売したのだから同じレガシーコレクションのスピノサウルスも限定品で良いのでマテル・インターナショナルから販売して欲しいです。


以上マテル ジュラシック・ワールド アクションフィギュア ほえる!イリタトルの紹介でした。このオモチャは今年のはじめにニューヨークトイフェアで発表されたもので欲しいと思っていたので手に入れて良かったです。正規販売するマテル・インターナショナルには感謝ですが引き続き色々な商品を売って欲しいです。
オモチャは実際のイリテーターと比べ顔が平べったく歯並びが少し悪いですがこれはこれでカッコいいですし出る音も迫力があって素晴らしいです。
ただ首が揺れやすく少しの振動で音がすぐ鳴るので気になる方がいると思います。しかし気になるのであれば電池を抜けばいい話ですけどね。

総合評価は10点満点です。少し甘い評価ではありますが悪いと思う点が全然なかったので高評価になりました。


総合評価
10/10


では次の記事でお会いしましょう!

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